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書籍: 日本の美と教養5 有職故実
著者:江馬務 発行:河原書店 発行年:1970(昭和45)年 3版
サイズ:18.8 x 13.6 x 2cm 頁:P.314
状態:A 良い ハードカバー、紙のカバー表紙上部2cm程度切れ、天と小口にシミあるが、中は美本
価格:¥2,000 (税込)

日本の美と教養シリーズの5は「有識故実 (ゆうそくこじつ)」。すなわち、公家・武家の制度習慣を研究する学問の本。

具体的には、

1, 位階、官職
2, 容儀服飾:髪、頭飾、化粧、冠物、衣類、履物、持物
3, 食物:公・武食事、食器、食礼
4, 住居・調度:寝殿造、武家造、書院造、屏障具、そう浴具、坐臥具、点灯具、文房具
5, 甲冑・武器:兜、大鎧、銅丸、腹巻、腹当、付属具、刀、長刀、槍、弓矢、やなぐい、えびら
6, 交通機関:馬、輿、牛車、駕籠
7, 儀礼:誕生、元服、鬢批、裳着、七五三の祝、婚礼、年賀等
8, 年中行事:公武正月より十二月に至る民間行事
9, 娯楽:各種技芸、娯楽遊戯、玩具等

この学問は、平安中期に宮廷皇族公卿間で必要視されて、研究する公卿が増加したそうだ。
自序によると著者が京大を卒業した頃は適当な書も絶えて少なかったそうで、昔大納言であった老齢の正二位山科言縄卿に手ほどきしてもらい、図書服具を収集し、猪熊浅麿・関保之助氏らに話を聞き研究を深めたもの。

巻末に大きな官職位階表が折りたたんで付属している。例えば官の少納言は従五位で、国司の上国の守と同じ位であり、寮の典薬の医博士は正七位下であり少し位が下がるなど、一目見て分かる。
源氏物語など官位のある宮廷物語を読むときに便利かもしれない。