Photograph 写真
p-22
書籍: 画家森芳雄平成元年80歳
撮影・編集:市村勲
発行: 森芳雄写真集刊行会 発行年: 1989年
サイズ:25.7 x 26.5 x 1.9cm P.139
状態: AA 良好 函はヤケあり・布張り装丁
¥2,000 (税込)




人と人との縁で制作された人間味のあるモノクロ写真集。
カメラマンの仕事をしていた著者はスランプに陥り、ある時、画家・森芳雄にそれを話す。すると、
「僕も画家を止めようと思ったことが二度ある。君も絶対に写真を止めてはいけない」
画家の「外国にでも行ってくるといい」という助言に従って夫婦で英国滞在へ旅立つ。しかし帰国後もなかなかスランプは去らず。
職業を変えようかと宅建の資格をとって不動産屋で見習いをしても続かず。結局自分には写真しかないと、
下手でもいいから正確な画家・森芳雄の記録を一冊の本として残したいと思う。それを新宿高校時代の美術の教師であった恩師や画家・磯村敏之が「ぜひやってみろ」と励ました。
そして森芳雄の承諾を得て撮影が開始された。
山根基世が聞き手となっている森芳雄の「身辺雑話」や写真の間にある語録など、画家の赤裸々な心境が記録されている。


